清金山 西光寺は、高野山真言宗に属するお寺です。兵庫県三木市吉川町に位置し、地域の皆様に支えられながら、仏教の教えを伝え、心の平和と安らぎを求める場として歩んでまいりました。
当寺院は、弘法大師 空海様の教えを基に、真言密教の伝統を守りながらも、現代社会に即した形で仏教の智慧を伝えることを目指しています。毎月の護摩祈祷法会をはじめ、季節ごとの行事なども開催し、多くの方々に仏教に触れていただける機会を設けております。
檀家様はもちろん、どなたでもお気軽にお参りいただける開かれたお寺として、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
毎月28日午前10時より護摩祈祷法会を執り行っております。また、毎年2月3日午後6時より星まつり(節分会)も執り行っております。
四十九日法要や年忌法要などの法事、また葬儀・告別式も執り行っております。お寺が責任を持ってご供養を続ける永代供養も承っております。ご相談やご質問などお気軽にお問い合わせください。
厄除けなどのお祓いや人形供養を随時行っております。ご希望の場合はお気軽にご相談ください。
※人形供養ご希望の方は、お焚き上げ時に支障がございますので、金具・ガラス類は必ず取り除いてください。
※45ℓの袋に対し3,000円程、お供えいただいております。
清金山 西光寺では毎月28日に護摩祈祷法会を行っております。また、毎年2月3日の節分には星まつりも執り行っております。ご宗派を問わず、どなたさまもご自由にご参拝いただけます。どうぞお気軽にお越しください。
護摩祈祷(ごまきとう)は、弘法大師 空海様によって日本にもたらされた、真言密教における深遠な修法です。お不動様をご本尊として、護摩壇にて護摩木(特別な薪)を焚き上げながら、一人ひとりの願いが天に届くよう、誠心誠意の祈りを捧げます。
燃え上がる炎は、煩悩や迷いを焼き尽くし、清らかな心と新たな一歩への力をもたらします。家内安全、身体健全、商売繁盛、学業成就など、さまざまな願いとともに、人々の幸せを願う場でもあります。
毎月28日 午前10時より
西光寺では、お不動様のご縁日である毎月28日に「不動護摩供」を厳修しております。 この護摩供には、以下の二つの修法があります。
病気平癒や厄除け、家内安全など、日々の平穏無事を祈願する修法です。
実施月
風呂敷に桧葉を敷き、その上で護摩を焚き、灰を風呂敷で包んで受者にお加持します。病や痛みを治癒すと伝えられている護摩祈祷です。
実施月
毎年2月3日 午後6時より
お一人おひとりの、一年の運勢を司る星々「当年星」に感謝を捧げ、厄を祓い、福を招く伝統の法会です。ご祈願お申込みいただいたお札を、ご祈祷いたします。新たな一年を安心して過ごすための大切な行事です。
お札のお申し込みを承っております。
どうぞ新たな年の安寧と開運を願って、ご参拝ください。
炎と祈りに包まれる時間の中で、心を整え、静かな幸福を見つめてみませんか。
皆様のご参拝を、心よりお待ち申し上げております。
※行事の日程は変更になる場合がございます。詳細は寺院までお問い合わせください。
安らかな祈りを、永遠に
現代では少子化や核家族化の影響により、「お墓を継ぐ人がいない」「子どもに負担をかけたくない」といったお悩みを持つ方が増えております。西光寺では、そうした方々のために永代供養をお受けしております。
永代供養とは、ご家族やご親族に代わってお寺が責任を持ってご供養を続けていく供養の形です。節目ごとの法要や日々の読経を通じて、故人の魂が安らかであるよう、心を込めてお祈りいたします。
各家のご先祖様の霊をお祀りし、ご自宅にお仏壇がなくてもお位牌を祀り、永代にご供養を行うお堂です。雨風にさらされず、いつでも手を合わせていただける堂内供養の場です。
墓じまいや、継承者がいなくても安心してお納めいただける、共同のお墓です。
法要やご祈祷のご予約、永代供養に関するご相談、その他ご質問などがございましたら、お電話またはメールフォームよりお気軽にお問い合わせください。
西光寺は、奈良時代の高僧・行基菩薩によって開創されたと伝えられていますが、三度にわたる火災により古文書は失われ、詳細な創建時期は不明です。
美嚢郡誌等によると、鎌倉時代に当地を治めていた土豪・藤田氏一族の城砦群の支城の1つ、荒川城に藤田登之助・源三郎・与三兵衛が居城していました。その山嶺にあった持仏堂は、城の守り本尊を祀る為に建てられました。室町時代末期、三木城主・別所長治氏の家臣となった藤田氏はこの地に居を構えますが、三木合戦で敗れ城は廃城に。その後、亡き藤田氏一族の冥福を祈って、西光寺が建立されました。
元禄7年(1694年)には、宥舜僧正が観音堂(持仏堂)を再建し、以後この地に根本寺院としての西光寺が定まりました。享保13年(1728年)には、諸堂が再建され宥舜僧正が初代住職となり、2代目惠舜住職の時代には、位牌堂も建立されました。
その後も火災などによって諸堂の再建が繰り返されますが、第13世住職の折、昭和40年(1965年)の台風23号により堂宇が全壊。再建にあたっては、神戸電鉄初代社長・小林長兵衛氏建立で、文化勲章受章の画家・菅楯彦氏が描いた欄間を、彫刻界の巨匠 高村光雲氏の門下生・山本瑞雲氏が手がけるなどの、天平様式を模した堂宇が鈴蘭台より西光寺に移転され、昭和43年(1968年)に落慶法要が執り行われました。
第14世住職の折は、位牌堂・護摩堂・庫裡の再建が行われ、地域の信仰を支える寺院として受け継がれています。